寒の戻り(Ⅱ)

 3月下旬まで暖かい日が続き、春の訪れも早いだろうと誰もが予想した。

 しかし、現実は自然の気まぐれか、4月は一転して低い気温に平地でも連日、霜注意報が、未だに収束しない。そのうえ、4月に入り少なくとも4回は沫雪に、当地は見舞われた。25㎝ほどの積雪も20㎝ほどの降雪は、近頃の4月にしたら珍しい現象である。

 庭のスイセンが咲いて快い春風が訪れるのはいつになるのか、今は定かでない。4月の気まぐれ陽気に、海抜1600mの地は右に左に翻弄される日は続く。

 写真の背景は残雪の八ヶ岳と手前は、うっすら白い踊場湿原の沫雪。

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